設計時のポイント
医院コンセプトをしっかり考えよう
歯科医院をつくるときに第一に気を付けなければいけないのは、「機能」です。その後に「デザイン」があります。 決してデザインが先で機能が後ということはありません。
機能って?

もちろん歯科医院として備えておくべき機能があることは大前提です。たとえばオートクレーブを使うとブレーカーが落ちる。 技工コーナーに流し台がない。こういったことは機能以前の問題です。本当の機能とは「先生の歯科医院にとって必要なこと」です。
保険中心・自費中心のどちらかを選ぶことによって、それぞれに必要な機能が変わってくるでしょう。 保険中心でも予防をメインとするのか?ぺリオを扱うのか?根管治療を突き詰めるのか?デンチャーをするのか? それだけでも使う材料はかなり変わります。これが自費中心になってもそうですよね?審美や矯正、インプラントなど沢山あります。
いわゆるコンセプトをハッキリさせないと、よい設計はできないということ。 それをデザイナーや設計士に求めるのは実は大きな間違いなのです。デザイナーとはプロデューサーのようなもの。 プロデューサーとは脚色するものであって、コンセプトは立ててはいけないのです。
医院コンセプトを明確に

いろいろなデザイン誌を見ると、あたかもデザイナーがコンセプトを立案したように思われます。 しかし、本当はオーナーさんが「こういう風にしたい」と言う意見のもとに脚色を加えています。 ですので正確に言うとデザイン誌に書かれているのはポリシー(やり方)なのです。
先生が「自分はこういう治療をして、こんな人に来てほしい」と考えるそれがコンセプト。 そのコンセプトを軸に何を選択するのか? これがデザインなのです。
歯を削るとき、部位や形態によっていろいろなバーを選択しますよね? なぜなら自分が思う形にしたいから。それがいわゆるデザインですよね?
つまり、デザインは先生のライフスタイルやコンセプトに合わせて選択するツール(道具)の一つ。 そして、そのツールが先生のミッションやメッセージをより患者様に伝わりやすくするものなのです。


